Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護44:近所の美容室で23000円!のこと・・・・美容室で足湯もしたって?

介護ノート(2020/2/7-2023/4/3)

私は、2019年3月の母の転倒による右肩脱臼があった以降、通院があったので遠距離介護中心の生活になりました。そんな中、大阪にいる時は、介護ノート(写真)を書き始めました。別に大した目的もないのですが、最初は、母への伝言、例えば、「風呂は洗ってあるのでスイッチを押すだけ」とか、「〇〇はすぐ食べること(賞味期限切れ)」とかでしたが、その次には、怒りに満ちた「トイレのそそうの後始末が大変だった」とかになり、買い物の精算のこと等が加わりました。

その後、私が来た日時から始まって、食事の内容や掃除の内容、母の具合やらを書き足すようになりました。いつの間にか、完全な記録になりました。なぜ記録を残そうと思ったのか、多分、介護をされている方は、同じような思考になるのではないかと思いますね。認知症に初めて遭遇し、わけも分からずにいろいろとまあ「パッチワーク」ばかりするのですが、これでいいのだろうか、他に方法があったのではという思いが今でもありますので、それをある程度書くことで自分を納得させているような感じですね。

また、母に対して言葉で言っても無駄なので書き留めることで、ストレス解消をしていたと思います。このブログもそうなのですが・・。

その記録を眺めていて、そうだあれがあったと思い出したのが、表題の美容室のことです。今だに母は、「パーマ屋さん」と言いますが、2021年3月に母が、「〇〇パーマ屋で、足湯までしてもらったんやけど、23000円も取られた。」と言うのです。

それを聞いた私は、パーマやカットや毛染めの値段がどの程度なのか知りませんでしたが、びっくりしましたね。わずかな年金だけで暮らしているのに、それはひどいと思いました。それに足湯などいくら母がOKしたとしても過剰サービスですよね。母の何でもきっぱり断れないという性格ゆえ、まあ仕方がない面もあるのですが・・・。実は、その〇〇パーマ屋さんは、家の近くで、100メートルも離れていないのです。そのころは、まだ母も歩けましたし、ご近所さんでもあったのですが、この値段はひどいと思いましたね。もっとも、この足湯事件以前の値段は、いまだに聞いていませんが・・。

私は、そこで当時、母の姪(私の従妹)が少し遠い(家から4キロほど)のですが、美容室をやっていたのを知っていたので、連絡をしようと思ったのです。でもすぐに連絡先がわからず、たまたま、その姪の姉(私の従妹)とは、FACEBOOKでかろうじて連絡がとれていましたので、もう何年かぶり(記録では2021年3月11日)に、FACEBOOKのチャットで連絡先を教えてもらい、なんとか美容院をやっている妹のAちゃんに連絡がとれました。その時以降は、2~3カ月に1回、Aちゃんの美容室へ私が車でつれて行くことにしました。Aちゃんのところでは、この「パーマ」とカットと毛染めで1万円でもおつりがくるようになりましたね。値段の相場は知りませんが、母も久しぶりに姪と話ができる上に、私も普段は疎遠な親戚の色々な情報がわかり助かりました。お金以外の色々な効果がありましたね。それに近い親戚ですので「パーマ」の値段なんかどうでもよくなりました??。

従妹のTちゃん、Aちゃんに感謝です。

なお、その後も母は、23000円の「〇〇パーマ屋」さんの前を車で通るたびに、「何も言わんかったので、いややな。」と、言い続けていましたね・・・。

ちなみに、今の施設(グループホーム)では、2か月に1回、入所者は希望でカットをしてくれます。お値段は、1800円だったかな・・・。