92才母の腎盂がんステージ4で、2024年5月4日に施設で転倒し、大腿骨骨折の手術で3週間入院、5月24日にホスピスへ転院し8日目と9日目の状況です。
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2024年5月31日、今日も14時に女房と面会に行きました。母の様子は、何だか少し落ち着いているような印象を受けました。たまたま看護師さんがいたので、食事の摂取状況を聞くと、「今日は、桃のジュレを食べてもらったのですが、ほしいと言われて半分くらい食べられました。それにガリガリくんも半分くらい食べられましたね。」ということで、またびっくり。もう食べれないと聞いていたのですが、まあ少しとは言え自分から欲しがると言うのですね。また、驚いたのは、母がしきりに喋ろうとするのですね。でも、喉が渇いているのか、声が小さい上に、なかなか私が母の言いたいことを理解できないのです。そんな中で、私が母の好きなカラオケの十八番の「母なる海」と「オンリーユー神戸」のユーチューブの音を耳にあてていると、一部で声を合わせるようなことをするのでね。女房は、「Cグループホームにいた頃よりよくわかっているような」と言います。
何か母の中に変化があるのでしょうかね?
実は私は、明日の6月1日に、半年前から幹事で準備をしていた同窓会があり、司会とギター演奏の分担もあって、一旦欠席でその対応をお願いしていたのですが、今日の母の様子を見ていると、短時間だし何かあればすぐ駆けつけるなら出席できるかと思い、多少の後ろめたさがあるものの、家に帰り出席を伝えました。私は仕事を完全リタイヤしていますが、現役の人は本当に大変だと思います。常にいつでも呼び出しがある前提で働くのですから。
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2024年6月1日、月が変わりました。私は朝から1時間半かけて大阪での同窓会に参加しましたが、電話があるかと気が気でなかったですね。無事に同窓会が終わり、すぐに電車でそのまま母のいるホスピスのF病院に16時頃に行きました。母のいる個室に行くと、母は昨日と同じくらいに落ち着いている感じです。たまたま電車内で埼玉にいる母の妹(私の叔母)からの電話の着信記録があり、母の個室から電話しました。叔母には、今、母の病室にいることを伝え、母に「今、Yちゃん(叔母)と電話してんねん」と言って、母の耳にスマホを当て、叔母の声を聞かせ、口元にスマホを持って行くと、「Yちゃん」と言うのですね。昨日よりも意識がしっかりしています。その後、何か喋るのですが、喉が渇いているのか喋れなくて、私が「水いるんか?」と言うと、「うん」と頷くのです。そこで私は個室の外へでて看護師さんに「母が水がほしいようです」と言うと、母の所に再度戻って確かめ、「水ほしいんやろ?」と私が言うと、母が看護師さんにも頷きます。そこで初めて看護師さんが紙コップに氷と水を入れ、楊枝にスポンジのついたようなものに水を含ませ、口に入れるのですね。母は、そんなやり方で、スポンジの水を3回分飲みました。「もう水もほとんど飲めない」と聞いていましたが、結構な速さで飲んでいたのでびっくりです。それと、今回気づいたことは、足の浮腫が取れてきていることです。
私は、言わばスタンバイ状態が続いているので、少し私の緊張もほぐしてもいいかなと思えるレベルかと思うのですが、足の浮腫が取れていることを考えると、母に残っている最後のエネルギーを使っているのではとも思います。まだ油断はできませんね。