Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護155:今日も面会・・看護師さんのポツリ一言?

92才母の腎盂がんステージ4で、2024年5月4日に施設で転倒し、大腿骨骨折の手術で3週間入院、5月24日にホスピスへ転院し19日目の状況です。

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向こうがホスピスのF病院

最近は、日記のように毎日このブログを書いています。もう2~3日に一回でもいいかと思うこともあります。でも、何か書き残すことで、私の頭の整理とこれからの精神的なソフトランディングになるかなとも思っています。

2024年6月11日(火)、今日は車でいつも通り14時に面会に行きました。今日は女房と二人です。個室に入ると母は眠っていたようですが、スマホで好きな曲をかけて、「Rや(私)、来たで」と言うと、かすかに目を開けました。でも、昨日よりも細くです。昨日よりも反応が鈍いです。もう喋ることも、頷くこともできませんが、しっかり、はあはあとかすかな音を出して息はしています。今日も、私は手を洗い、手指のアルコール消毒をしてから、母の首筋のマッサージを始めます。声を掛けながら、「どう気持ちいいか?」と言っても、もう母は頷けません。マッサージを止めるとすぐに眠ってしまいそうです。その内に初めて見る看護師さんでしたが、部屋に来たので尋ねると、「今日はお風呂でした。もう何も食べられません」とのことでした。私は、また大きな声で、色々母に話しかけたのですが、その後に、その看護師さんが、「ちょっと外で・・」というのですね。私と女房は個室の外に出ると、その看護師さんから「お母さんは聞いていますので、否定的なことは言わずに、”よく頑張ったね”って言ってあげてください」と言うのです。私は、定かに覚えていないのですが母に「もうわからへんか、R(私)や」とか、「もう、頷かれへんか、あかんやん」とか言ったのでしょうね。その指摘のあとは、私は「よう頑張った、頑張った」と母に言いましたが、よくよく考えると、このフレーズは過去形ですよね。まあもうそんな時間なのでしょう。

私はその看護師さんに「もうそんなに時間はないでしょうね。私はずうっと待機状態です。ここの看護師さんだと経験で、ある程度判っておられますよね」と言うと、重い口を開き、「わかりません。でも、朝方が多いですね」と一言ポツリと言われました。

今日の母は風呂で疲れていたかもしれません。でも、マッサージをしてみると、昨日との違いが分かるんです・・

(追記)

昨日、私は母の目線の先の壁に、家族の写真を貼って帰りました。でも、今日来てみると壁から外してありました。もとはと言えば、看護師さんのひとりが、最初に気をきかせて壁に写真を貼ってくれたんです。ここホスピスのF病院は、毎回、来る度に新しい看護師さんのようですから、まあしょうがないのですね。

もう母は、写真は見えないでしょう。でも、また別の写真を貼って帰りました。