Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護154:今日も面会・・痩せ細る母を見てもう・

92才母の腎盂がんステージ4で、2024年5月4日に施設で転倒し、大腿骨骨折の手術で3週間入院、5月24日にホスピスへ転院し18日目の状況です。

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母のいるフロアのピアノのあるスペース

2024年6月10日(月)、今日は私が電車で母のいるホスピスのF病院の近くに行く用があったので私ひとりです。母の昨日の様子からして、心配しながらの面会です。私は、ここ1か月の夕食は、ほぼノンアルコールか、ノンアルコールビールですね。こんなにも、晩酌を我慢したのは初めてかもです。母はもう痩せ細っています。このブログでも写真を載せるのは、モザイクでもちょっとだめですね。
個室に入ると母は目を開けていました。虚空を見る感じです。今日も、従妹のCちゃんに指南してもらった首筋のマッサージを始めると、目は穏やかになります。声を出すことも言われていますので、大きな声で母に呼びかけます。今日は、枕がアイスノン(冷たい枕)だったのですが平熱です。私が首筋を上から下へ降ろしている時に、「こんなんしたのは、小学生の頃の肩たたきか按摩以来やなあ、60年ぶりかも」と言うと、この時に顔をほころばせました。母はわかっています。こんな状態でもです。手術後これまでよく頑張ったと思います。すごいと思います。それを見る私は、何だか悲しくなります。

今日は母の目線の先の壁に貼ってあった写真がなくなっています。看護師さんの中でも、写真を貼ってくれる人もいれば、外す人もいるようです。壁紙に貼った透明のテープは、きれいにはがれるのですが、それもあるのでしょうね。今日は、私がもう一度、別の写真を選んで貼り直してきました。明日はどうでしょうかね?

1時間弱、私はマッサージをしながら、喋り続け、スマホで母の好きな2曲を何度もかけ、サビのところで私が歌います。母はCグループホームでは毎日、好きなドリップコーヒーをわざわざ淹れてもらって飲んでいました。せめて風味だけはと思って今日は、コーヒーゼリーを持って来ていたので、たまたま清掃の職員さんに言ったら、初めて見る看護師さんが母の部屋に入ってきて、忙しそうにしながら「嚥下できないとむせたりしてちょっとおー」と言われてしまいました。すぐに引っ込めましたが・・

まあ、こんな具合に日が過ぎて行きます。母は、どんどん痩せていきます。肩を持つとよくわかります。でも、意識もあり、しっかり生きています。私のできることは、ここに来て、声を出して、マッサージをすることぐらいしかないのです。