Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護122:県立がんセンターに行く・・これから検査。でもほぼクロかなあ?

県立がんセンターの正面玄関(少しレトロ!)

しばらくは、母の介護より、私自身のことになりそうです。2024年4月17日、今日は、Tクリニックから紹介状を書いていただいた「県立がんセンター」の予約で9時半から診察のある日です。前日に私が冷蔵庫に貼ったカレンダーの予定表に「がんセンター9時半」と小さく書いたので、女房が仕事を休んで行くと言いだし、「まあほとんど待つだけやろなあ」と言いましたが・・

初めて「がんセンター」なる病院に行きました。十年以上前に外観を見た程度でしたが、当時は何か近代的は建物と思っていました。でも実際に行くと、ちょっと年期の入った古いレトロな建物でびっくりしました。その後、この病院は以前は「成人病センター」という名前だったとわかりました。中に入ると天井が低くて、おまけに母が検査を受けたA医療センターのように各科と診察室の場所が直線的でわかりやすかったのと比べて、ここは、迷路のようになっていました。内部は狭い通路が多く、建屋を付け足したのでしょうね、すぐに自分がどこにいるのかわからなくなります。

受付で今日の順路表と呼び出し用の機械(マックの呼び出し機を4倍くらいしたサイズの)をもらいました。これで時間がきたら知らせてくれるようです。

左が持参した本で、右が呼び出しの機械

9時45分頃に呼び出しがありました。泌尿器科の若いS先生でした。(後で調べると2020年卒業!とだけホームページに載っていました。)話すうちに、こちらの言うことに耳を傾けてもらえるので好感が持てました。まあ「PSA値132」をどう評価するかですが、この時点では、本に書いてあった内容、すなわち「PSA値100以上は、ガンの疑いと転移の疑いが濃い」ということ以外にないのですね。そこで、私から「PSA値100以上の患者さんは、どの程度いますかね?」と聞くと、率直に「10人にひとりくらいですね、1000を超える方は1000人にひとりくらいですかね」とのことでした。また、次に、「前立腺肥大で体積が40CCなのは、ここの患者さんでは、どの程度の偏差値ですか?」と聞いてみると、「まあ52ですかね?」なぜ、50にならなくて52なのか?、私の推測ですが、「大体平均的なので安心しなさい、少しだけ大きいだけ」ということを言いたかったのでは?と思います。まあ、いい人と思います。また、私から「ここでは、前立腺がんの放射線を含めたすべての手術ができるのですか」という質問に対して、ここでは放射線は1種類(名前は?)で、放射線でも種類ごとに何々病院と具体的に説明くださいました。最先端は、神戸のポートアイランドの〇〇の由。

その後は、今後の検査の予定を言われ、私は早くお願いしますと言うと、今日17日は「Tクリニックと同じ血液検査、尿検査、細胞診」と「造影CT」、24日にPET、26日にMRI、30日と5月1日は1泊で「生検」となり、すべて予定を押さえてもらえました。「生検」とは、前立腺に針を10本ほど刺して組織を採取するのです。私は実は、近くのTクリニックの先生から「SPA値132」と聞いて、この2日間で、かなり勉強?してきたので、これらの検査もほぼ予想通りでした。

なお、私がすでに前立腺に関する本を読んだことは書きましたが、ブログでの前立腺癌闘病記がないか探すと、克明な記録を残しているブロガーがいました。貴重な記録です。それがこれ。感謝以外ありませんね。90記事もありましたが、昨晩に一気読みしました。

ameblo.jp

その後、血液検査等の結果がでたので、12時前に再度S先生と面談しました。血液検査、細胞診も何ら問題ない(すべて範囲内!)のに、「SPA」だけがやはり異常値です。「132から115」に下がっているのですが、まあ誤差の範囲とのこと。

異常値はSPA115だけ!

今日の面談で、S先生と話している内に、「これは、前立腺ガンは、ほぼクロだな」と思いました。今後の関心?は「転移」がないかということに移ったような気がしました。また、前立腺ガンは、一般的には、骨とリンパ節への転移が多く、臓器への転移が少ないことから、先生からは「腰とか背中が痛くないですか?」としきりに聞かれたのですが、私は、左下腹の鈍痛しかないので位置関係を確認し、「それなら膀胱に何かあるのでしょうかね?」とのことでした。また、Tクリニックで指摘された「水腎症」についても、「腎盂あたりにたまっているなら尿管が何かで詰まっているかもしれないが、調べてみないとわからない」とのことでした。
いずれにしても、すべての結果は、5月8日です。まあ、ほぼ「クロ」と諦めかけていますが、怖いです。診察後に看護師さんがわざわざ来て、左下腹の鈍痛のことで、「もしものために痛み止めを出しておきましょうか?」と言われたので、「次回24日までは大丈夫と思うのですが・」と答えたのですが、「じゃあ頓服でも・」と言われたので、処方してもらうことにしました。この配慮は本当に有難いのです。でも、何だかガンが転移している前提での話と思えてくるんですね。少し寂しいですね。

先生との面談のあと、造影CTをして今日の予定は終了なのですが、CTに行ってみると、「予定以外の方は、最後になるので、少し時間がかかりますよ」といわれ、この日は、朝9時から15時前にやっと終わりました。やれやれ。私は、こんなこともあろうかと1冊本を持ってきていました。この本のことは、また後日書きます。