私の従妹で、現役の看護師のCちゃんがいます。東京在住ですが、母の施設(Cグループホーム)入所以降にLINEを繋げてもらって、色々と相談に乗ってもらっています。また、私が日記というか記録代わりにつけているこのブログも読んでもらっていて、貴重なアドバイスをしてくれます。有難いことです。
2024年3月2日に、母の腎盂(じんう)ガン告知があった後すぐに、看護師なのでということもありますし、私の知識が乏しくて不安なこともあり、私の親戚の中では初めて伝えました。伝えられた本人はさぞ迷惑なことだったと思いますが、その後も、診察の状況をLINEしていたところ、2024年3月15日に私のブログも読んだ上で、長文のLINEを送ってくれました。それがこれ!
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こんばんは 病院回りご苦労さまです。腸腰筋まで浸潤しているのですね。動きが辛くなりそうです、、
抗血小板剤の投与は他の部位での出血を招きますので観察は要注意です。歯肉、皮膚などです。幸い利尿剤が効いているなら少しずつ浮腫は取れるでしょうね。
認知機能が低下していると放射線治療は無理ですね。ほんの少し動いただけで他の臓器が傷つきます。ミリ単位での照射枠の設定と放射線量ですから。
あと20歳若ければステントの対応になったかもしれませんが高齢者の血管はとても脆いのでステントで傷が付いたら破れます。
採血して感じますが90歳を過ぎた人の血管はティッシュペーパーみたいな薄さです。下大静脈はもう少し厚みがあるでしょうが、、
ステントとは金属のネットみたいな物をカテーテルの中にすぼめて挿入し患部で広げるのですが脆い血管には怖くて出来ませんね。抗血小板剤を飲み始めたなら尚更です。
QOLを保つために好きな物を食べて貰って痛ければ鎮痛剤を使うということでしょうか。
モルヒネで意識を落として寝かせると床擦れが出来るので長く持ちません。少量ずつ上手にコントロールする事が大事でしょうね。出来るだけ今の生活を送る事が最善かと思います。
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A診療センターで、母を今回担当頂いた内科のT先生、放射線科のM先生からの話で、放射線治療やステントができない理由が、このCちゃんのLINEの内容で具体的に手に取るようにイメージができました。流石です。今までの経験のことはほぼ聞いていませんでしたが、年齢的にもきっと人には言えない多くの経験をしてきたことは予想に難くないですね。有難いことです。
その後届いたLINEでは、私の母に、Cちゃんがその妹と弟の3人を、1970年のあの大阪万博に連れて行ってもらったというエピソードが添えられていました。そんな昔のことを覚えているなんて、なんかほろっときましたね。まあ、長い年月のたくさんの記憶の中で、なぜかこの時期まで残った記憶だったのでしょう。
医療や介護の関係の親戚がほぼいない中、適切なアドバイスと知見は本当に助かります。