Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護117:ホスピスって・・・お酒を飲んでも?

A医療センターにて

2024年3月は、母のA医療センターへの診察が4回あり、これで腎盂ガンの告知となったわけですが、18日から29日まで東京から次女と孫が来ていて、母の面会とともに、ほとんど雨の中、姫路城へ連れていったり、淡路島に1泊で行ったり、近くのショッピングセンターやレストランへ行ったりと「お客さん扱い」でタイトなスケジュールな上、それに加え、以前からあった予定で、私は大阪で知人と会いに3回も大阪に行きました。その内、3月2日は日帰りし、3月16日・17日は、趣味の自転車(ロードバイク)で節約と久々のロングライド挑戦で空き家への往復(160キロ)を走り、3月29日から31日は、車で空き家への往復をしました。私にしては、忙しい1か月となりました。母のガンのことの対応等、色々考えなければなりませんでしたが、移動したり知人にあったりと逆に忙しかったことで気が紛れましたね。

そんな中、3月29日に空き家に行った折に、昨年3月23日に亡くなった私にとってほぼ兄(血縁はないがほぼ60年のつきあい)の「T兄ちゃん」の奥様の「T姉さん」のところに、母のガン告知のことを伝えに会いに行きました。空き家に着いて、すぐにLINEで都合を聞いて行くと、元気そうな「T姉さん」を見てほっとしました。挨拶もそうそうに、母のことを言うと、「ROYちゃん(私のこと)、まあ、今までようやったから、もうそれでええんちゃうの」と言ってくれました。

以前にもブログに書きましたが、「T兄ちゃん」は、胃がん抗がん剤治療をし、一時は「オプチーボ」が効き、ゴルフに復帰できるまでになったのです。それが急に効かなくなったのが2022年の夏頃でした。体重が徐々に減り、最期を覚悟した「T兄ちゃん」は、胃がんのステージ4で、2022年の12月に余命3カ月と言われ、夫婦ふたりでホスピスも見に行ったのでした。

その頃は、モルヒネも使っていたと思いますが、ホスピスを2施設ほど回った由で、H市のHN中央病院に新しくできたホスピスが設備もきれいで、「うちの人(T兄ちゃん)がえらい気にいってここにするって言うたんよ」とのことでした。たばこはだめですが、お酒も飲める!と言われたとのことでした。お酒のことは初めて聞く情報でしたが?

費用についても聞くと、具体的に教えてくれましたが、そもそも長期間ではないし、10%負担なら大したこともない由でした。

結局、「T兄ちゃん」は、ホスピスに行くこともなく、自宅で「T姉さん」が、亡くなる前日の3月22日の晩もずうっと「T兄ちゃん」と話をして、自分の葬式のことや使う写真、息子さんや孫のことなどすべてきちっと言って、息をすうっと引き取ったのでした。80才でした。

今回の話は、ある程度以前にも聞いたと記憶しますが、ことホスピスのこととなると、まさか私が、これを調べる当事者になるとは思いませんでした。私もまだやっとホスピスの定義が「終末期医療やケアを行う施設」というのが判ったくらいで、どんなタイミングで入所できるのか、費用は?、治療行為は?、面会は?とかまだまだ解りませんし、ターミナルケアってどういう意味とかいうレベルなのです。「T兄ちゃん」ご夫婦には、母の介護のイロハを教えてもらい、今回またホスピスや看取りのことも教えてもらいました。ただただ感謝ですね。

それと、「T姉さん」は、息子さんに言われ、今回、墓仕舞いを決意したとのことでした。実は、私の父と兄のお墓は、「T兄ちゃん」に世話をしてもらったのですが、「T兄ちゃん」のお墓のすぐ傍なのです。私の父と兄の墓の墓仕舞いのことは、まだ考える余裕はないのですが、今後また教えてもらうことになりそうです。そしたら、「また教えるからね」とのことでした。

その後、母のいるCグループホームの提携病院のSクリニックから電話があり、2024年4月9日14時に、ホスピスのあるO病院へ聞きに行くアポが決まりました。認知症であっても一緒に行くと保険が効き、私ひとりで行くと保険が効かず5000円から6000円の負担が発生するとのことでした。どういうこと? まあ診察なのですね。込み入った話はたぶん母は理解できないと思うので、小声で話すのかなあと思いながら・・・