Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護110:腎臓病の話・・参考になった「チョイス@病気になったとき」?

DNAを引き継いだ?

www.nhk.jp

母の腎盂(じんう)ガンの告知以降、腎臓病のことを気にするようになりました。ネットで調べるのはもちろんですが、2024年3月10日の夜にテレビを見ていたら、たまたま「尿路結石」のことをテーマにした番組がありました。母の「腎盂(じんう)ガン」とは直接には関係がないのですが、腎臓のことなので大いに参考になりました。

その番組とは、NHKの「チョイス@病気になったとき」の「突然の痛み!尿路結石ができたら」で、非常にわかりやすく、最新の治療法の紹介があり、腎臓やその機能、結石のできる理由やその大きさ、尿管の大きさ等、素人の私にも腑に落ちる内容で、腎臓や周辺の臓器の理解に役立ちました。

中でも、10ミリ以下の結石の場合に、ESWL衝撃波粉砕法)で粉々にして、それを直径5ミリほどの尿管から自然排出するということを、実験で結石を粉砕する動画を交えながらの説明があり説得力がありましたね。このESWL(衝撃波粉砕法)って、施術中もほぼ痛み(男女や個人差あり)がないのですね。また、10ミリ以上の大きな結石の場合は、全身麻酔の手術になる理由も納得しました。さらに、小さい結石の場合は、ESWLもせず、水を大量(1日に2リットル!)に飲むことにより、かつ、階段を踵から降りる動作をしたり(尿管内の結石を重力で下の膀胱に落とす理屈なのです)して、自然排出をするというような選択肢もあると説明されていたのは、「なるほど」と思いました。

母の場合の今後の治療のひとつに、放射線でガンをとる(というか、たたく?)という選択肢がありますが、この場合はX線のようです。また、母にはガンとは別に血栓もあると聞いていたのですが、上記のESWL(衝撃波粉砕法)で取れないのかなあ・・などと考えてしまいました。

また、ステントのことも、私は母の「がん告知」当初に、母には「尿管ステント」なんだなと勘違いしていたのですが、この番組では、尿路結石で手術の場合の後には、術後に尿管が委縮するために「尿管ステント」を通すという説明があり、実際にステントの画像が出ていました。結構大きなものなんですね。びっくりです。母の場合の選択肢である治療は、この尿管ステントではなく「下大静脈」で血管ステントなのですが、どんなものなのでしょうかね?これは、循環器なので今回の番組の目的ではなかったのですが、過去の番組も調べてみたいと思いました。

最後にこの番組では、結石ができるのは尿には溶けない物質である「シュウ酸」が原因であること、この「シュウ酸」はホウレンソウ等に多く含まれていること、茹でて熱を通すと問題がないこと、小魚などのCa(カルシュウム)とともに食べた場合には便として排出できるので結石にはならないことの説明は納得がいきました。今までに、色々な授業とか講義を受けてきましたが、こんなに解りやすいのは、初めてかも知れません。

母の「腎臓がんのDNAを引き継いだ」と思われる私自身にとっても、非常にためになるお話でした。感謝です。