Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護5:特養(特別養護老人ホーム)を2施設、訪問してみた・・

☆2023年2月:特養(特別養護老人ホーム)を2施設訪問してみた・・

1、特養:PE

ネットで特養(特別養護老人ホーム)について検索してみると、私の住むA市でもほとんどが、100人待ちというようなことがでてきました。また、大体が見学そのものもしていないとのことでしたので、参考までに調べていたのですが、2023年2月2日に、家から近い特養(特別養護老人ホーム)に電話をしたところ、快く訪問に応じてくれました。今回は、「PE」というところで、担当の若いNさんは、誠実そうな方でこちらの質問に真摯に応えてくれました。ここでは、約40人待ちであることや、現在は看取り介護者が8名いるとのことで、特養の現実を見たようで複雑な気持ちになりましたね。入所の基準は、ポイント制(評価基準表をもらいました)で審査会で決定しているとのことで、重篤な方や緊急性のある方を優先しているとのことでした。また、そこで頂いた資料で判ったのですが「預貯金が1千万円以上(これは申告制とのこと?)なら、負担が違う」とのことでした。私の母の場合は、国民年金だけで年金額は80万円以下ですので、要介護4で預貯金が1千万円以下だと負担は月額68,412円なのに、1千万円を超えると165,132円に跳ね上がります。また、後者の場合は、グループホームよりは、2~3万円安いということになるようです。残念ながら見学はできませんでしたが、部屋のレイアウトで説明を受け、10人で1組(1管理単位:ユニット)になっており、ここでは7ユニットあり計70名の方がおり、それぞれユニット毎に食事等の管理をされていて、欠員があれば順次に埋めていく(すなわち認知症重篤との関係なしに)とのことで、写真を見ると基本的には、ユニット型(個室)は、グループホームと同じような感じでした。

また、特養の場合にはリハビリを目的にしていないので、コロナのため、みんなで体操もできず、近くの散歩程度はやっているとのことでした。私の母のことを考えると少しでも歩いてほしいというのが願いなのですが・・。ここは、系列のグループホームが別にあり、ここでは看取りがないので、系列の特養に入れるようなしくみになっているようでした。

2、特養:「FOCH」

2023年2月3日に、これも家から近い「地域密着型特養」の「FOCH」に電話をして、できれば資料が欲しいと言い、訪問すると、担当のTさんが資料だけでなく、40分くらいかけて丁寧に説明してくれました。「地域密着型特養」は通常の特養と違い、入所する前に住民票を移すことが条件となっており、私のように母を大阪から連れて来る場合は、事前に一回連れてくるか、老健に入ってから担当医師とのリモート面談をした上で、さらに入所決定前に住所を移す必要があるとのことでした。また、今回初めて知ったことがありました。まず、入所者は携帯電話、冷蔵庫、テレビ、ラジオ等を持ち込めることです。そんなに自由度があるとは思いませんでした。また、コロナ以前は、家族との面会も滞在時間も自由だったとのことでした。但し、コロナでこれが完全にストップしているとのことで、これは今後のコロナ次第でしょうね。また、外部との接触がなくなると、今まで多かった施設内の感染症が激減した由でした。また、ここでは昼間の医療処置ができても夜の医療処置が必要な入所者、例えば、胃ろうやたんの吸引が必要になった人には、退所してもらわざるを得ないとのことでした。ここは、3ユニット定員29名と少なく、待っている人も数十人で、今も空きが出て順次電話確認中とのことでした。実際に電話すると、すでに他に入所していたりと、見かけ上の数字では判断できないとのことでした。なお、費用的には、前述の「PE」より少し低い程度でした。ここで一番印象に残ったのは、母の現在の状況を説明するのに、動画を見せたのですが、Tさんは、「今の状態ならグループホームがいいですね。うちでは基本的にリハビリ的なことはマンパワーもなくできないですからね」と言われました。率直に言ってくださったのは有難いことでした。