Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護16:「母さん、ごめん。」を読んで

母さん、ごめん。松浦晋也さんの本です


松浦晋也さんの「母さん、ごめん。」を読みました。今までにも、いくつか介護に関して医者の書いた本とか、うっすらとリアリティのない本とか、理論を書いた本は読んだのですが、この本に関しては、圧倒的に違い、介護の「実際」「現場」が書いてあり、私の場合と大雑把に言うと8割程度同じ経験をされており、既視感がありましたね。

これから認知症の介護、認知症に直面される方には、参考になると思います。但し、予め読んでも多分、経験しながら読むのと深さが違うと思いますが・・・。

 

この本で書かれている経験と、私の母のケースで同じものを挙げると、

◉転倒で脱臼(母も全く同じで、2回目の転倒で顎の骨を骨折でした。)

◉転倒で歯のブリッジ破損(母は転倒で総入歯破損でした。)

◉特養とグループホーム見学で結局グループホーム入所になったこと

◉通販毎月払い(母は、新聞と花の定期購入でした。)

◉デイサービス拒否(母もそうでしたが、ほとんどそうでしょうね。)

◉ヘルパー拒否(母は誰かに「ヘルパーにお金とられたと聞いた」と言いました。)

グループホーム拒否(母は死ぬまでここで暮らすので放っといてほしいと言いました。)

◉2階から1階へベッド移動(母も、最初の転倒で移動しました。)

◉母の下着サイズを知らない(私も男ですので、このことはよくわかりますね!!!)

 

この本と違う経験の例

△排泄(母もありますが〇〇の程度が違いますね。また、母は幸いにもほとんど失禁がありませんでした。)

☓母は、銀行預金の全部をとある銀行の勧めで投資信託にさせられていましたね!(大損害でした!!。)

☓母は庶民ですが、この本の「母さん」は大卒インテリ!ですね。昔のビジネスレディ(BL、その後のOL)

☓年齢は、「母さん」は、昭和9年生まれで、私の母は、昭和6年生まれ。母の方が認知症の発症が少し遅かったようですね。

△著者の趣味は、バイク(モーターバイク)ですが、私の趣味は、ロードバイク(スポーツ自転車)です。介護ストレス解消には絶対何か必要ですよね!