Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護6:グループホームを6施設を見学した!

1,グループホームCE

母が今年2023年から、要介護2から要介護4になったので、私なりに次のことを考えなければならなくなりました。そこで、母を担当している訪問看護師さん(Nさん)に、母自身のためには、今後どのような施設(費用のことを横に置いてという前提で)が良いのか聞いてみたのですが、Nさんは、ここ1年近く、母を見てきて、「グループホーム」がいいのではないかとのことでした。私は、要介護3以上は特養ということしか思い浮かばず、特養は、何百人待ちという世間の情報と、グループホームは、認知症の人が前提であること以外に知識がありませんでした。特養にしろ、グループホームにしろ、ケアマネや訪問看護師さんの意見は、当然のように私の住むA市で探すというのが前提になっていて、それもどうかなあと思っているような状況でしたが、要介護4を受け、A市の包括支援センターに相談し、リストをもらい、私の家の近辺のグループホームについてあたってみることにしました。

2023年1月24日に、初めての見学となったグループホームの「CE」は、対応してくださった管理者のKさんは、明るく溌剌とした女性で好感が持てました。私が大阪から母を連れてくる場合に、一番の懸念は本人にどのように言って連れてくるかなのですが、同じような場合にどうしているのか尋ねると、「転倒される等で、その後、入院先からそのまま連れてこられるケースが多いですね」、「認知症が進んで、ここに来る意味が解らない」とかの実例!を挙げて説明してくれました。この「CE」は、3階建で、2フロアで18名の定員で、今は空きがなく、まずは登録して順番待ちとのことでした。また、ここでは、機械式浴槽があり車椅子でも入浴できることや、「看取り」まであること、母の唯一の趣味であるカラオケも、このコロナ下でもやっているとのことで、びっくりでした。料金の明細ももらいましたが、月に17万円+医療費(1~2万円)とのことでした。また、同系列の近くの「CU」には、「現在、小規模多機能の施設と、ここと同じグループホームがあるので見学されますか」と言われたので、その足で見学に行かせてもらいました。そもそも「小規模多機能施設」の意味が解らなかったのですが、グループホームでは法規制で認知症があることや、1フロア9名などがあるのですが、この小規模多機能施設は、認知症がなくても入所できる等の違いがあるようです。(追記:「CU」は、グループホームの定員は9名で、私の家の近くにもうひとつ「CY」もあり、ここは定員18名の由です。)

2、グループホームCU

次に行った「CU」も、好感の持てるケアマネのMさんが案内をしてくれました。ここは少し古いのと、狭いのですが、基本的なサービスは「CE」と同じで、現在、1名の方が小規模多機能施設の入居を検討されているとのことでしたので、入所を決めるのが早ければ、入所できるようでした。

3、グループホームGH-S

翌日2023年1月26日には、やはり家から近い「GH-S」の見学に行きました。ここは、4階建てで、2階と3階がそれぞれ9名のグループホームとなっており、4階は事務所と一部が屋上のグループホーム用の家庭菜園のエリアがありました。ここでは、担当の若いSさんが案内をしてくれましたが、前日見学したグループホームと違い、入室時の体温チェックも手指のアルコール消毒もなく、前日は入所者を遠くから見るだけでしたが、ここは入所者と顔を合わせるという管理状態でした??。また、ここでは、私にとって実はびっくりするようなことがありました。それは、入所者の部屋に名前が書いてあったのですが、私の知人と全く同じ名前を見つけたのです!。そこで、その部屋の人がどんな人か気になっていたのですが、帰り間近かになって、その部屋に入って行く人の顔が見えたのです。びっくりしました。それは、明らかに私の知人でした。その人は確か私より一回り(12才)上ですので、今年80才と思いますね。この時は本当にびっくりしました。

4、グループホームGH-SP

2023年1月27日には、やはり家から近い「GHーSP」の見学に行きました。ここは、「GHーS」と同系列で、やはり4階建てで、2階と3階がそれぞれ9名のグループホームとなっており、ここでは、担当のOさんが、約1時間かけて、説明と案内をしてくれました。料金については、「GHーS」よりも基本料金が3000円アップするだけで、基本的な条件は同じとのことでした。また、「GHーS」と同様で「看取り」はなく、基本的には、風呂に自分で入れる(浴槽を跨げ、自分で浴槽から立てる)ことが条件で、ここでの生活が無理なら、系列の特養(特別養護老人ホーム)があり、ここを勧めるか、老健老人保健施設)でリハビリをして戻ってくるという話をされていました。ここでは、カラオケがないことや、カーテンは購入する必要があること、入所者は携帯を持ち込めないこと、料理は一緒に作るが配膳はさせない等の説明を受けました。これらは運営者によって本当に違うようです。また、ここの系列のグループホームは、住民票をグループホームへ移すことはできないこともわかりました。なお、こちらでは、ちゃんと入室時の体温チェックも手指のアルコール消毒もあり、2階のフロアは遠くから見るだけでしたね。

5、グループホームAOA

グループホームに入所するのは、どうも1、2か所程度の申込では全く、いつになるのかと不安になりましたので、2023年2月27日に、私の家からは少し遠いのですが、新たなグループホーム「AOA」の見学に行きました。ここは大手教育や出版をしている上場会社の資本でやっており、食事にこだわりがあるとのことでした。たまたま夕食をみることができたのですが、おいしそうなのです。看取りもやっている由ですが、いままでに1名のみであったことを言われていました。ここも定員が18名で空きがいつになるのか、年単位のような言い方です。おまけに、母の状況を説明し、こちらのケアマネの作成した資料(認知証状態」がⅢA、「緑内障」「難治性逆流性食道炎」「気管支喘息・咳喘息」の記載あり)をみせたのですが、どうも声のトーンが変わったようでした。基本的には、誰を入所させるかは、施設側の裁量権があるのを痛感させられましたね。

6、グループホームUHO

2023年3月5日に以前に予め見学を予約していたグループホーム「UHO」に行きました。対応してくれたUさん(男性)は、私の母の状況(緑内障や少し喘息気味なども含め)をいうと、途中でノートを閉じてしまい全く聞く耳を持たずになりました。というのはそのUさん曰く、「A市では住民票を移してから1年以上で納税証明がない人は、グループホームへの入所はできない」というのです。そのため、ここの入所者で、家族が横浜の人がいて、その家族は定期的に横浜からここに来ているというのです??。私もすでに、A市内の数件の見学をして、入所前に住所を移せばと入れると聞いてきましたし、そのような指摘は初めてというと、「それはおかしい」という始末です。その後、話をしても無駄のような言い方をされ、こちらとしては、見学も途中で帰らざるを得ませんでしたね。後味の悪い見学になりました。家に帰って調べてみたのですが、確かに「慣れ親しんだ所で」という前提乍ら、1年いないとダメという記事もみあたらず、何を根拠にそのようなことを言うのかわからず、もし「この人は入れたくない」ということであるなら、断るためだけの詭弁で、憤りを感じましたね。