Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護15:グループホームの91才の母にボディスーツを送るからって?

グルーホームCY

母には10才以上離れた弟(叔父)と妹(叔母)がいます。(なお、母には6人の兄弟と妹1名がいるのですが、5人はもう他界しています。)叔母の方は関東に住んでおり、コロナ以降は来ることもなく、もう3年以上会っていないのですが、母によく電話はするのです。今回のことも、私は入所翌日の4月4日に電話で伝えたのですが、どうも入所に対して疑問(まだ在宅でいける)のような言い方でした。母との電話の会話では母が普通のように聞こえるのでしょうね。もうほとんど家の中しか歩けないことや、トイレを汚して自分ではわからず掃除が大変なことがあること、家の風呂にはここ1年近く入れず、週3回のデイサービスでしか入れないこと、給湯器と風呂の元栓の3つのスイッチがわからずに皿を洗うお湯を出すのに、風呂の「自動ボタン」を押したり、ガスファンヒーターの前に大量の洗濯物を置いて乾かし、何度言っても聞かず、いつ火事になるかわからないとか・・・電話で話をするのと介護の現場は全く異なる!のです。

その叔母が私に2023年4月6日の20時頃に電話をかけてきて、「さっき、ねえちゃんに電話したら、明るかったで!」ということで少しびっくりしたことと、母との話で「ボディスーツの新しいのを、あんたの家に送るから今度、持って行ってあげて」とのことでした。ボディスーツに関しては、私は男なのでわかりませんが、いつも内科の通院の時に、60代の女医にびっくりされたり、レントゲンやMRI、胸の聴診器の時に股間のホックを外したりと、「これってどうなの」と思っていたのです。大阪で担当のケアマネに相談すると、「パッドのついた下着を買ってあげてくださいね」と言うので、女房に買ってもらって持っていったのですが、母は「胸のパッドをはずす(糸をとる)」と言って、それもせず結局1枚も使わない状態でした。叔母にそのことを言っても、「人それぞれ」で聞く耳を持たずでした。グループホームに限らず、特養や老健がどんな場所か想像ができないのでしょうね。

叔母は、母と同じで今まで一度も介護の経験がありません。体重36キロの母に、あんなきっちりした「矯正下着」がいるのですかね。グループホームにいる人は、パジャマか、動きやすい普段着かスポーツウエアみたいなものがほとんどですよね。どうもこの叔母と話していると温度差がありすぎて「いらっ!」としますね。

この叔母も母もそうですが、二人とも、たまたま同居の父母もおらず、いわゆる昔でいう跡取りの嫁でもなかったので、認知症の親の直接の世話(しもの世話等を含め)をしたり、介護施設を自分の足で探したり、お金のことを考えたりしたことがないのです。私も記憶にありますが、30年近く前に、特養(当時は老人ホーム?)にいた祖母を2から3回程度、ガラス越しで会いに行く程度だったんですね。その点、もう亡くなった兄みたいなTさんと奥様(前述)、叔父(母の弟)の奥様は、よく経験されていて話がスムースなのです。

私がそうですが、介護経験のない親を持つ子供は、親の理解が得られず、介護で戸惑うことが多いのでしょうね。親に介護経験があれば、認知症の対応や、介護施設のことを含め、その大変さはわかりますよね。私は自分自身のことを考えると、母のことが一段落したら、娘に「自分の今後の介護のことを書いたもの」を渡そうと思っています。