Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護36:鍵入れ鍵のこと・・・一人住まい介護の小道具

鍵入れ鍵と内鍵(上がドアガード、下が2個の鍵)

 

母は一人暮らしでの遠距離介護でしたので、既に書いたアルフレッドカメラが必要でした。それで思い出したのですが、この「鍵入れ鍵(キーボックス)」もケアマネのYさんに言われて買った一人暮らし介護の小道具でした。

在宅介護も1年を越えると母の普段の状態を確認するということもあって、私はよく、敢えて事前連絡をせずに、母のいる大阪の実家に行くことにしていました。認知症とは言え、まだ、予め電話をすると、母はそれなりに掃除もしたがるでしょうし、「よそいき」状態になるのです。

ある日に、突然に行き、門のインターホンを押しても出てこない時がありました。寝ていたのか、耳が少し遠くなってましたので、聞こえなくなったのでしょう。私は鍵があるので、その日は自分で玄関の鍵を開けたのですが、もしも、鍵を忘れたりした場合とか、鍵を渡していないヘルパーさんや、訪問看護師さん、それに、いざという緊急の時に困ることに気づきましたね。

このことを、ケアマネのYさんに相談すると、それでは困るので、いざという時のために、この「鍵入れ鍵」を買ってくださいとのことでした。仕組みは簡単で、家の鍵をこの「鍵入れ鍵」の中に入れ、目立たないところ、私の場合は郵便受けの中に置いておき、いざという時に、暗唱番号を共有しておき、この「鍵入れ鍵」をこの暗証番号でまず開け、次に中にある家の鍵を取り出し、玄関の鍵を開けて家の中に入るというものです。介護の現場では普通に使われているとのことで、車いすで玄関まで行けないとか、そもそも歩行の問題で、玄関まで行くのに時間がかかるとか、母の場合は、古い家で玄関の「上がり框」があるので危ないので、玄関のドアまでが遠いのです。

これはアマゾンで買ったのですが、シンプルですし、なかなかうまくできているなと思いましたね。

 

 

 

 

ところが、ある時、実家に行くと、鍵は開けれたのですが、内鍵(ドアガードというらしい。ドアチェーンタイプもあります。)を、母がロックしていたので、わずかな隙間があくのですが、家に入れないことがわかりました。そこで、またケアマネのYさんに相談すると、内鍵は外してくださいというのです。流石にこれは経験で、すぐに条件反射の反応でしたね。介護の現場では、内鍵(ドアガード、ドアチェーン等)は不要なのですね。確かに防犯上は弱くなるのですが、いざという時には、早く中に入ることが優先ですよね。

その後、この内鍵は、横U字のフックはそのままにして、ボタン側の凸部をドライバーで外したのですが、母は、毎日、相変わらずこの横U字のフックを閉めていましたね???。でも、私は何も言いませんでした。母に言っても、もう鍵の片方(凸部)がないという意味が理解できませんでしたね。

さらに、それでも、私が突然行くと入れないことが起きました?。何だと思いますか?。それは、玄関の鍵が、上下2個あるのですが、内側から閉めるときに、時計回りで90度回すのですが、母がたまたま、指の関節の癒着で掴む力の低下(右手母指CM関節症=簡単に言うとペットボトルの蓋が空けれないのです。)があり、これがうまく回せず、45度で止まっていたのです。これは、対処がどうしようもなくて、鍵穴に油を指すのと、台所のテーブルに注意書きをするしかなかったですね。

でも、もうグループホームに入所しましたので、これも不要です。何だか、まだまだ不要なものがでてきそうですね。