Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護106:施設から急な総合病院での検査を要請②・・検査の結果が「じんう・・」?

浮腫がひどくなった両足



2024年3月1日(金)朝10時半から16時前までの色々な検査を終え、最後に内科のT先生による診察になりました。この時点で私は、今日の結果が聞けるのかは、予め聞いていませんでした。まあ次の機会なのかなと思っていました。

診察室に呼ばれた時に、T先生が、「今日はちょっと言いにくいお話をしなければならないと思います」と言われました。若い先生ではありますが、きっぱりと言っていたのが印象的でした。

その前にまず、母の血液検査ですが、私も過去の状況は家で調べていました。クレアチニン値は、入所前の2019年3月15日では0.68だったのですが、以降はすべて1.0を超えているものの、まあ許容が0.85以下なのでそんなには乖離していません。問題は、eDFRという項目で、許容が60以上なのに対して、母は、40前後なのでした。まあ、これも体重や筋肉量による数字なのでどうなのかと思っていました。

いままでの血液検査結果(体重の記録がない!)

問題は、母の体重なのです。今日、Hケアマネから聞かされたように、本当に47キロのようなのです。さらに、私も今日判ったのですが、下半身、特にあの細かった足、そもそも骨と筋しかなくなっていた足が腫れていて、下腹部までパンパンなのですね。いままでは、足の下の部分だけ見ていたので、そんなには感じませんでしたが、今日じっくりおなかの辺りをみても、流石に全然違うのです。

私は、毎月1回、Cグループホームからの報告書の中に血液検査の紙があり、これを保存していましたが、そこには体重の項目がないのですね。そこで、今回、Hケアマネに、この一連の検査終了後に、今までの母の体重のデータを送ってもらったのですが、「唖然!」としました。それがこれ!

2023年4月入所日34キロ、5月:37.8キロ、6月:39.1キロ、7月:39.2キロ、8月41.3キロ、9月41.3キロ、10月:41.4キロ

2024年1月:41.8キロ、2月:43.6キロ、3月1日(今日47キロ

なのです。

先生とのやりとりの最初の部分です。

クレアチニン値も、大したことはありません。eDFR値も、これも今日の検査では33ですが、この年齢の方にはよくあります。人工透析の方になると、eDFR値は、3くらいですから、まだまだです。

そこで、CT画像を見てください。これが腎臓で左右二つありますよね。これ(まあ簡単にいいうとおなかの輪切り)の上から下に移すと、左右で大きさがちがうでしょう。左のこの部分が左右対象ではなく、左が大きいのです。これは、腎臓のこの部分を「腎盂」(じんう)というのですが、ここに腫瘍があることを示しています。これによって下からの血液が心臓に上げれないのです。これが原因だと、下半身のむくみの原因のすべてに説明がつきます。」

私からは、「ガンですね。実は私の母の親戚の中でガンの人はひとりもいないのですね。今はただびっくりしています。」と言い、しばらく沈黙です。

その後、先生が「腎盂(じんう)ガンです」と言いました。私は、頭が真っ白になり、母のこれからのことを考えて、何が母にとって一番なのか、頭がぐるぐる回りはじめました。

まだこの話の続きを書こうか、どうしようか迷っています・・・