Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護108:ガン告知後の泌尿器科受診・・浮腫に唖然!どうする?

今日は泌尿器科を受診

2024年3月5日(火)今日は、A医療センターの泌尿器科の先生の診察がある日です。あいにくの雨です。9時からなので、8時45分に母を迎えにCグループホームに行きました。フロントで男性ひとりがいるだけで、「今は私だけですので、これから2階に行ってお連れしますから」とのことでした、ちょうど交代の時間なのでしょうね。

2階から車椅子を押されてでてきた母は、「悪いなあ」を連発しています。そこにちょうど出勤してきたスタッフがいて、車に乗せるのを手伝ってれました。母は足もそうですが、前より下半身全体に浮腫が広がっていて、立つのもダメで全く歩けないですね。不安がよぎります。

A医療センターに着いて、今回は、ここの車椅子を借りることにしました。この時間なら空いているだろうと思ったからです。雨の中、ここは遠い駐車場が本当に面倒ですね。

受付で行先の書いた紙をもらい泌尿器科に行くと、大勢の人が待っていて、かろうじて私が座る椅子がありました。毎度のことですが、半日覚悟です。母とは、あまり大きな声で話せないのですが、何を聞いても「わからんな」が増えました。そんな中、スマホの親戚の写真で、「これ誰?」と聞いて行くと、ある程度の答えが返ってくるのです。中でも、私の孫(母のひ孫)の写真を見せると「これKちゃんやな。かわいいな。」ときっちり言えますし、えらく喜びます。一番のお気に入りは、Kちゃんの1歳の時の動画ですね。これを見せると満面の笑みです。なぜか、6才の今よりも、この1歳前後のそれも動画がいいのですね。

私は小さなペットボトルのお茶を持ってきているので、何度か母に「お茶いる?」と聞いても「大丈夫」と言うのですね。でも、流石に11時くらいになって、少し飲みました。その後、なかなか順番が来ないので、「まだやな」を2回くらい言ったのですが、「トイレ大丈夫なん?」と聞くと、「我慢する」というのですね。無理しているのが判ったので、診察室からたまたま出て来た看護師さんに、「トイレに行きたいのですが、大丈夫ですよね」と聞きました。すると、その看護師さんが母の名前を聞き、暫くしてから「大丈夫です」と言ったので、母をトイレに連れていくことになりました。

私が母を多目的トイレに連れていくのは生まれて初めてです。以前、眼科でトイレに行きたいと言った時は、トイレまで連れて行くだけで、一人でできましたが、今は、まったく無理です。まあ今は「火事場」ですので、母と多目的トイレに入り、車椅子から立たせて、私の首を両手で持たせ、私がズホンと下着を下にずらせた後、ゆっくりと後ろに一歩ずつ下がらせ、便座に座らせました。

介助してびっくりしたのは、下半身全体に浮腫が広がっていたことです。あの細かったウエストが肥満児のようにポニョポニョになり、太もも廻りは、私以上になり、かつパンパンなのですね。びっくりです。破裂しないかと思われるくらいのパンパンなのです。やっと34キロが47キロになったという実感がわきました。それとは逆に、上半身は、ほぼ昔のままで、細い骨格に皮がついているだけというアンマッチなのです。

何とかトイレを済ませ、診察室の前の待合室に戻るとちょうど看護師さんから、呼び出しがありました。12時前くらいでしょうか。A医療センターに着いてからほぼ3時間ですね。

診察室に通され、O先生と面談しました。私から最初に、「今日は、腫瘍といいますね。」と言っておきましたので、先生も理解したようです。

今回は、どちらかと言うと私からの質問に答えるという形でした。以下、ガンという言葉は母の前では使わず「腫瘍」で言っています。要点だけ記載します。

・手術は年齢的に無理だろう。

放射線治療はない。(できないという意味か?)

抗がん剤(化学療法)は、4週間入院となり、どんどん痩せていくし、体力が持たないだろう。

・ステントだが、これは下から心臓に行く静脈が流れにくくなっているので、これを広げるためにステントを入れ、流れを改善することを意味する。これは、泌尿器科ではなく放射線科で行う。私からどんなステントですかと聞きましたが、それは放射線科でとのことでした。

腎盂(じんう)ガンがどの部位にあるかは、先週のCT画像ではわからない。正確なガンの部位は、「造影CT検査」を撮らないとわからない。(この場合、造影剤を入れるのがきついかと思いますね。)

腎盂(じんう)ガンの正確な部位がわからないが、下から上に行く静脈(人体の立体模型で見せてもらいましたが、大きな本管?か幹静脈?のようなのです)を何等かの形で圧迫している。これが浮腫の原因なので、ステントはこれを改善するもの。

・私は、腎盂(じんう)ガンであれば、尿道の上部が、腎盂(じんう)なので、尿道を塞いでいると思っていたのですが、先生の説明では違うようでした。ネット情報では、尿道ステントとあり、腎盂(じんう)の位置からから尿道を通して、膀胱にステントを作るものかと勘違いしていました。

・腎臓は2つあり一つでも機能するし、手術で「片腎」の人もいる。母の場合に、左の腎臓は正常(そう)なので、今の状態は、腎臓の機能は全部ではないが機能していて、腎機能障害ではない。

まあ、私のメモには他にも項目があったのですが、一応これで終わり、今後のことを聞くと、最初の総合内科のT先生が診てくれる由で、今週8日(金)の11時30分に予約が入っているとのことでした。

そんな訳で、15分ほどの面談で、12時半前に今日の診察と会計が終了しました。世間でよく言われる3時間3分(3時間待って3分の診察)のところ、3時間15分でしたね。でも、短い時間でいろいろ聞けたと思っています。事前のリサーチも、多少は役に立っているかもと思います。ただ、流石にあの浮腫に対して、すぐに投薬とか対症療法がないのかをうまく聞けなかったことが後で悔やまれました。

その後、母に持ってきていたいつも通りの「いちご」(今日は二粒)を出すと、母がおいしそうに食べていました。今日は、Cグループホームの昼食(2時間以内)に間に合いますが、それよりも駐車料金が200円だけで済む4時間経過の12時55分が迫っていました。

急いで母を車に乗せ、Cグループホームに帰ると、今日は、Y管理者がいたので簡単に報告して、改めてメールを送りますのでと言ったのですが、そこで思い出しました。またもや、ガンのステージのことを聞き忘れていました。でも、多分ステージを言う場合に、転移しているかどうかがキーなので、細胞を取る等が必要なのかなと思いますね。素人のネット情報ベースですが。

浮腫がすごいことに