Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護73:タオルの畳み方の表と裏のこと・・・どっちでもいいと思うんですけど!

私は64才のときに完全に仕事を辞め、母の遠距離在宅介護で、毎月2~4回程度帰り、1回で2~3泊以上しますので、月の内、10日以上は実家という生活を4年間していました。ところが、今年2023年4月3日からは、母を今の私の家の近くのグループホームへ入所させたため、今までよりも格段に自分の時間が持てるようになりました。でも思うのですが、グループホームに入っても、前に書いた松浦晋也さんの「母さん、ごめん。2」では、入所後もドタバタですし、私の場合は、たまたま今は平穏なのでしょうがね。

そのことに対して、女房は私がまだ働けるのに働かないことが不満なのでしょうね。日常的に不満をいいます。そんなこともあり、些細なことですが、この4月から私は家事をいくつか分担しています。

以前、垣谷美雨さんの「定年オヤジ改造計画」を読んで、このお父さんの経験で私にも思い当たることが少なからずありました。その中のエピソードのひとつに洗濯ものの取り込みと畳むという作業がでてきます。この本で語られているのは、主に育児のことで、息子の家で孫の世話をする「じいじ」のことなのですが、息子の嫁の「洗濯で干してある下着」をどうするかという課題なのです・・。その課題はこの本に委ねるとして、私も、家事分担のひとつ(他にもある中で!)として、現在、この洗濯物を干し、その取り入れと畳むという作業をやっています。

ここ半年で、女房も同居の長女(独身41才)も私が不在のとき以外は、一切この作業はしなくなったのですが、半年経ってみて、最近、私にとっては、大問題!?が起こりました。ある日、長女曰く、「最近、タオルがいつも表裏がごちゃごちゃ」と言ってたいそう怒っているのです。それに女房も追随して、「(私が)じゃまくさそうに、ええかげんにしてるから」と言って、二人してヒステリックな口調で私を責めるわけですね。

「担当」の私としては、何を言われているのか、最初はさっぱりわかりませんでした。私としては、手を抜くこともなく、極めて真面目にやっているので、「あれっ、なぜっ?」という感じなのでした。要は、タオルには表と裏があり、「畳むときは、表を上にして畳む」ということなのですね。私もこの「定年オヤジ」と同じか、それ以下なのでしょうかね?・・。長女曰く、「ホテルではそんなことは当たり前やし、肌にタオルの裏を当てるんか(怒!)」、女房曰く、「介護の現場、ヘルパーの仕事でも当たりのこと、常識(怒!)」という感じですね。

まあ、我が家の実情を言うのが、いささか抵抗もあったのですが。正直に言うと、私は知りませんでした。その後、ネットでいろいろ調べたりしたのですが、その中で、いささか嫌な言葉、変な臭いのする「育ちが云々・・」という言葉が出てきたので、書くのも逡巡していたのです。でも、一方でそんなしょうもないことを気にする必要もないし、合理的にすべきという意見も多かったのでした。また、タオルの両面とも同じでわからないような生地のタオルもあり、多くは裏にラベルがあるようですが、ないのもあるようです。現に我が家にもそのような「高級なタオル」もありました。

私自身は、実家にいたのは19歳までで、洗濯物を畳んだことは多分なかったというか、意識したことはありませんでした。今回、この年になって初めて「担当!」してみて知ったというか、そんな見方もあるのかというのが本音なんです。

さて、これからどうしようかな、言いなりになるのもいささか癪でもあるので、このままでいこうかと思っていますが・・。

それと、「箸とお茶碗の持ち方」にうるさかった母にタオルの畳み方について、「今までどうしてたん?」と聞くのもありですが、今の状態では無駄ですよね・・。

この本は、郷ひろみさん主演のドラマ「定年オヤジ改造計画」として、NHK-BSでもやったようで、私は、例によりUNEXTの31日お試しで見ました。よくできていると思います。ちなみに、郷ひろみさんは、1955年生まれで、私と同じなんですが、流石に若いですね。若さへのお金のかけ方が違うのと、多分ストイックなのでしょうね。それと、このドラマででてくる長女役は、成海璃子さんで、お父さんへは、結構辛辣な物言いなのですが、私の長女に比べると「優しい」くらいなのですね!。あっ、これ以上我が家のことは、書かないよう誓っていたのに。私のこのブログのことは、長女は知らないはずですが・・・。