Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護87:空き家に行くと・・蛇口の水漏れのパッキン交換で思い出したこと?

郵便受けがいっぱい!!

2023年12月14日から16日まで、1か月半ぶりに大阪の母のいた空き家に行きました。普段は何も用事がないのですが、今回も大阪の友人に会う予定があったので、それに合わせて行くことにしたのです。

今回は車にしたのですが、まだガソリン代が1リッター170円台ですので、私の古い車では、片道80キロで1500円かかります。これは、電車で行く場合の1530円でほぼ同じになります。無論、高速道路を使えば、さらに片道1900円は必要なので、いつも通り国道2号線、43号線で神戸市内を通って行きましたが、この日は車の数も多く、3時間半!!近くかかりました。

空き家に行く時に毎回思うのですが、誰もいない実家に行くというのは、母がいる場合に比べて、やる気というか、家に行くこと自体が目的ではないので、運転が非常に疲れるのですね。毎回、どんどん行く気力がなくなっていきますね。

料理は、母がいる時は私がちょこっと作ったりしてましたので、さほど気にならないのですが、母の残した荷物を見たり、少しでも片付け出すときりがなく、精神的に疲れるので、出来るだけ触らないようにしています。

また、この家は古い家なので隙間だらけで寒く(夏は暑い)、それも行く気がどんどん消失する理由です。おまけに、以前に書きましたが、所有名義人が認知症になった場合に、家の売却が困難なことも判明しましたし・・。

今回も、昼の12時半に出発して、16時前に空き家に着くと、空き巣にあっていないかまず見て、最初に郵便受けを見ます。いつもですが、ポスティングで一杯です。(上の写真)結局、必要なのは、水道と電気料金の通知だけでした。

その後、部屋の窓をすべて開け、風を通し、掃除機をかけ、この日は寒い日でしたので、ガスファンヒーターを別の部屋から取出してきてセットしました。そこで一息したのですが、トイレに行くと、トイレにある小さな水道(昔の家なので、三角形のコックで回すタイプの)の蛇口から、ポタッと一滴ですが、水滴が落ちました。じっくり見ていると、水滴の落ちるインターバルが長いので、そんな大きな量が漏水したわけでもなさそうです。今後のことを考えると交換しておいた方がよさそうなので、家の中をあちこちパッキンの予備を探し、やっと見つけました。それがこれ。

見つけたパッキン!

最近のコックを上下で動かすタイプだとややこしいのですが、洗濯機に接続するような単純な水道の蛇口と同じタイプの場合のパッキンの交換は、久しぶりでしたね。

水道をちょろちょろと出しながら、玄関の出たところにある水道の元栓をしめ、水道がでないことを確認して、コックのネジを外し、ゴム製のパッキンを交換します。

水道の元栓を閉めるなんてことは、長らくしたことがないですね。それで思い出したことがありました。もう44年も前でしょうか、独身で宮城県の岩沼にいた時に、会社の二人部屋の寮が嫌で、借家を借りて移ったのですが、平屋で「2戸いち」の半分の2Kの古い家で、冬になると水道を少し出したまま、玄関の外にある元栓(水抜き栓?って言ってたと記憶)を閉めるのですが、これが当時は、東北の南のこの辺りでも寒くて(今は温暖化でそんなことはしないと聞きました)、毎日しなくてはならないのですが、関西人の私はそれを怠ったがために、ほぼ一週間、水道がでないことがありました。外の露出した水道管にお湯をかけたり、水道のコックを開け、蛇口のしたから蝋燭で温めたりとバカなことをしたりしたので、パッキンが焼けてしまったことがありましたね。

結局、その間は、毎朝、氷の張った風呂(水道管が凍る前に入った風呂の!?)の氷を割り、氷と水を鍋に入れ、ガスレンジで溶かしたお湯で顔を洗っていましたね。なつかしい失敗の思い出です。その時に、パッキンが焼けたことを思い出したのですが、それ以来、私は、水道の元栓の開閉やパッキン交換が普通にできるのですね。今の若い人はどうでしょうねーー。

今回の空き家訪問では、ほぼ母の「ものの整理」はしませんでしたが、ひとつ大量の硬貨(100円玉と50円玉は以前に整理済で、今回は10円玉、5円玉、1円玉)は、重たいので放ったらかしだったのですが、これのみ、お菓子の缶にまとめ、持って帰ってきました。母は認知症のせいなのか、元々の性格?なのか、釣銭の硬貨をほぼ使いませんでしたね。貯めるだけ貯めるのです。

大量の硬貨