Royue

80キロ離れた独居の母の介護を中心に起こったこと、その後の施設入所後のことを書いています。

介護90:母の初めて施設で迎える正月・・・ケーキ持参で面会は!

結局これしかなかった!!

振り返ってみると、2021年以前の正月は、大阪で私と母だけの正月がほとんどで、たまに女房と今も同居の長女が1泊で一緒だったりでした。翌2022年の正月は、もう料理もヘルパーさん任せでしたので、母を正月では初めて私の住むA市に12月31日の車移動で連れて来て、2泊後また車で大阪に連れて帰りました。それまでに、母は日帰りで私の家(マンション)に来ることはあったのですが、泊まったのは、その時が初めてでした。流石に「借りて来た猫状態」でした。やはり自分の家が一番なのでしょう。その時に、実は帰りの車内で粗相(?!)がありました。

そんなこともあり、翌2023年(昨年)の正月は、大阪の実家でまた私と二人で正月を迎えました。その後、2023年の4月から母はグループホームに入所しましたので、今回が初めて過ごすグループホームでの正月となりました。私としては、何をすれば母が正月らしさを味わえるのか、色々考えたのですがね。他の人はどうしてるんでしょうね?

そこでない知恵を絞り、私は、今日(元日)に面会で、何か差し入れを持って行こうと考えたのです。今までに母から聞くところからして、おいしいお菓子もケーキも食べていないようなので、ケーキをと思ったのですが、ケアマネに相談しても、母一人だけに食べさせるというわけにはいかず、もしそれをしたいなら、面会の15分で、1階の面会の椅子のところで、食べてもらってはとのことでした。そうなると、飲み物も必要ですし、何だか慌ただしい感じですよね。

そこで、私が思い付いたのは、まず全員に差し入れが渡るように、人数で切り分けられる「ロールーケーキ」を2~3本買うことと、母には、その時に、ささやかですが、普段ほとんど食べていないと聞いている甘ーい「いちご」を1個、その場で食べてもらうということでした。

晦日に近所のケーキを売っている店で見たのですが、ロールケーキって店頭には1~2本くらいしかなく、値段も1500円くらいからでした。であるなら、少し遠いけれど、たまたまテレビで「シャトレーゼ」のことをやっていたので、ここならたぶん3本くらいはあるし、値段も(まあ味は値段相応かそれ以上か?)リーゾナブルではと思ったのでした。

そして、元旦の3時のおやつ前の差し入れを想定し、今日は家を12時過ぎに車ででて「シャトレーゼ」に行ったのです。予めネットで開店の有無も調べていたのですが、この時間に行くと、冷蔵のショーケースにロールケーキが見あたらないのですね。そこで店員さんに聞くと、店の奥で在庫を調べてきてくれて、「もうないようです。」と言うのです。「あれっ!」ですね。その後、またいろいろ聞いていくと、朝一番に行くか、事前の予約をすれば大丈夫とのことでした。まあ、出直して、翌日でも良かったのですが、店内を見て回ると、1個ずつ袋に切り分けてあるロールケーキを見つけたので、店員さんに、「これと切っていないロールケーキは、どう違うのですか?」と聞いてみると、中のクリームが違いますが・・」とのことでした。値段も1個120円ですし、その棚には30個以上もあるようでした。そこで、まあ「気は心」と思い、母のいるグループホームの入所者全員分18個(9名☓2フロア)と、これも「気は心」で、スタッフさん分2個のみですが、計20個を買うことにしました。それが上の写真。

これを持って車で、母のいるグループホームに駆けつけると、正月なので、受付は無人で、指定の内線電話をかけると、若い男性のスタッフが電話にでてくれました。「お母さん、下に連れていきましょうか?」と言うので、「できれば少し顔だけみたいだけなので・・」と言うと、「わかりました。」との返事で、すぐにその男性スタッフが母を連れてきてくれました。私はその男性スタッフさんに差し入れを渡し、面会はすぐ済むので、横の事務所で待ってもらい、母にまず持ってきた「いちご」を渡すと、母はまるで「食べさせてもらってない子供」のように、すぐにうまそうに食べてました。「いちご」なら別に飲み物も要らないので、これは正解でしたね。

いちご1個を・・

まあそこで、顔をみながら「昨日、NHKの紅白は見たん?」と聞きましたが、「チャンネルを変えられた」というのですね。よく聞くと、最初は同じフロアの9名全員が見ていたようですね。その後を自分の部屋で見なかったのか、寝たのか、それとも、もうテレビの操作ができないのか、いつものことですが結論はわかりませんね。

今日は、まあ、うまそうに「いちご」を食べる母を見ただけでも、良かったと思い、グループホームを後にしました。

母に良い年でありますように。もちろん、この拙いグログを読んでいただいている皆さまにも、良き年でありますように願うばかりです。